ハンドメイドの世界
今年の2月に誕生した甥の写真が、スマホにもPCにもモリモリ入っているうえに、デジタルフォトフレームに移して欲しいという母の要望に応えなければならないという、
どうにも面倒くさい作業を行うはめになって、午前中からゲンナリしたマンドレイクです。こんばんは。
さて、私のハンドメイドで扱っているのは、プラスチックの板に絵を描いたりしてからオーブンでチーンと焼くと縮まって、なかなか硬めのパーツに変身してくれる
「プラバン」というヤツです。
手軽に始められる素材なだけに、これを使っている作家さんは多数いらっしゃいます。
「なんじゃコレ、めちゃくちゃ可愛いじゃないか!」と嫉妬を覚えるようなものから
「え?これでこんなに人気あんの?マジ?」というものまで
本当に幅広く存在します。
そんな中、より人目を惹き、購買意欲をそそるような魅力的なものを創るというのはなかなか厳しいですよ。奥さん。
これからプラバンで一山当ててやろう!なんて考えていらっしゃる方は、ぜひ一度どこかのハンドメイドサイトやら、オークションサイトやらでリサーチをされるとよいかもしれません。
見れば見るほど深みにはまって抜け出せなくなって
「あ、これならあたしも出来るかもねぇ」と根拠のない自信を持てるかもしれませんし。
まぁ、とにかくオモシロイ世界ですね。
えぇ。
私、マンドレイクは
「女子」
というカテゴリーに長年にわたって、何とも言い難い苦手意識を持って生きてきたので、昨今のハンドメイドのサイトや雑誌などの
麻とか綿とかナチュラルなブラウス着ながら、無垢の柱とか真っ白な壁に囲まれた部屋で、お気に入りのハーブティーをガラスで出来たキラキラなカップに注いで飲みつつほっこりするわぁ♡
というような
独特のニュアンスが
どうにもむず痒いのであります。
「女子」という言葉が、スポーツ選手や学生以外にも多用されるようになったのは、私の記憶が確かであれば、5,6年前からだと思います。
当時の私は、頭のカチンカチンな昭和の頑固おやじのごとく
「なぁにがジョシじゃぁ~!30、40になってまで己を女子呼ばわりしている時点で、痛々しいんじゃい!」
と毒づいており
「女子会」という言葉にも嫌悪感を抱いておりました。
そして現在では
「大人女子」 「大人可愛い」 「ゆるふわモテ髪」 「ほっこり」
といったワードに対しても
違和感デス(-_-;)
しかしながら、便宜上「女子」や「女子会」は使用するようになり
現在では、自分の作品の紹介文に
「大人可愛い」を書くべきかと一瞬悩むくらいのところまで迫るようになりました。
必要に迫られると、ポリシーなんてもんは塵のように吹き飛ぶこともあるわけで。
まぁとにかく、「女子力全開」の世界に首を、いや、全身をずっぽり突っ込むことになった運命を受け入れつつ
マンドレイクカラーを上手いこと出していきたいなぁと画策する日々なのであります。